鳥取県立米子東高等学校には2013年3月まで、大学受験を目指す浪人生の学力の向上と人格の陶冶に取り組んできた専攻科が設置されていました。専攻科廃止後も、より高い目標を掲げる生徒や高校3年間部活動等に熱心に取り組んだため大学受験の学力が十分には身につかなかった生徒が、自らの目標実現を目指して浪人生活を選ぶ数は依然多くあり、また浪人したときの不安から現役での挑戦ができにくくなり無難な受験を考えがちとなることも懸念されます。
私たち米子東高校勝田ヶ丘同窓会は、米子東高校出身者のみならず鳥取県中・西部地区の生徒がより高い学びへの志を持ち進学へ向かうことができるよう、そして保護者の多大な出費のもと故郷と親元を離れて単身寮生活をしながら浪人生活を送る状況を打開したいと考え、専攻科に代わる新たな組織として「勝田ヶ丘志学館」を同窓会館2階に立ち上げました。これまで6年間で約190名が学び、令和6年4月には鳥取県から各種学校の認可を受けました。
来たれ志学館へ
志学館は、2019年4月に米子東高校の同窓会とPTAなどがNPO法人を設立・開設されて以来、多くの学生を受け入れてきました。
自宅から通えることで、経済的な負担を抑えることが出来る以上に。精神的に安定し。高校生の時と同じように仲間たちと切磋琢磨出来る学びの場です。
米子東高校以外の高校の卒業生にも門戸を開いています。これまで、米子西高、境高、倉吉東高、安来高、米子松蔭高、米子北高、米子北斗高、湯梨浜学園高を始め、他都府県よりの学生も志学館で学びました。
志学館で学ぶ1年間が、皆さんが将来ここで良かった!と思ってもらえます様に、一緒に頑張りましょう。
米子東高等学校には、かつて「専攻科」がありました。専攻科のある高等学校は、県西部地区では米子東高等学校だけでした。
平成25年の専攻科廃止後、浪人者数にはほとんど変化がなく、家庭の経済状況に起因すると思われる「浪人生の二極分化」が進みました。
こうした状況に鑑み、また、地域の発展の基礎となる地元の浪人生の更なる学びの志を保ち続けるサポートをすべく、非営利活動法人 勝田ケ丘志学館は設立されました。
勝田ヶ丘志学館は、特定非営利活動(NPO)法人勝田ヶ丘志学館が運営し、高等学校卒業生を対象として大学進学に向けた総合的な学力の向上と未来を拓く人財の育成を目指します。